【商品情報】 ピックアップ 暮らしにおすすめしたい津軽びいどろ
津軽びいどろ DOUBLE F
-UKIDAMA EDITION-
使われなくなったガラスの浮玉を
アップサイクルしたグラスウェア
「津軽びいどろ DOUBLE F -UKIDAMA EDITION-」は、使われなくなった漁業用のガラス製浮玉を回収し、アップサイクルしたグラスウェアシリーズです。ガラス製の浮玉はビーチコーマーに珍重される一方、漁師たちにとっては廃棄にも手間のかかる困った存在となってしまっています。私たちはかつて浮玉製造を担ってきた工場として浮玉の問題解決に取り組み、DOUBLE Fシリーズの製品として再生いたしました。
“今ある資源を無駄にしたくない”
“青森の美しい景色を守りたい”
浮玉の廃棄に困り、北洋硝子に回収の相談が寄せられた青森市の後潟漁港では、至る所にガラスの浮玉が積み上げられていました。後潟漁港の佐々木総務課長のお話では、高齢となり後継者もいない漁師が廃業する際に、浮玉の処分に困り漁港に相談が寄せられることがあるそうです。北洋硝子は浮玉製造を担ってきたガラス工場として“今ある資源を無駄にしたくない”、“青森の美しい景色を守りたい”という想いから、この問題解決に取り組むことを決めました。
浮玉ガラスの魅力を活かし
職人の手仕事で一つひとつアップサイクル
浮玉ガラスの持つ津軽の海のような深みのある青緑色や気泡は、もともと浮玉が日本酒などの一升瓶をリサイクルしてつくられていたことに由来しています。この魅力的な表情を活かしながら新たな製品として再生させるため、北洋硝子では回収した浮玉の網を外してきれいに洗浄し、不純物を取り除いています。その後、粉砕し炉で溶かしてから職人の手で再成形するのですが、浮玉ガラスは普段職人が触れているガラスよりも硬い為、成形時にその硬さを考慮する必要があり、熟練の技術と経験を持つ職人の存在なくしては実現できませんでした。
新たな製品に生まれ変わり、
再び暮らしの中へ
「津軽びいどろ DOUBLE F -UKIDAMA EDITION-」の持つ自然な色合いやその佇まいは、ベージュやホワイトを基調としたナチュラルなテイストの空間にもよく合い、落ち着きのあるシックな雰囲気を演出します。一連の製品のテーマは“浮玉ガラスの魅力が引き立つシンプルなデザイン”。波模様を施したピッチャーと蚊遣りは、美しく煌めく水面の陰影を描き出し、浮玉を想起させる球体の一輪挿しや花器、風鈴は、あわせてお使いいただくことで空間にリズムを生み出します。
役目を終えた浮玉は、再び北洋硝子の職人の手によって暮らしに彩りを添える製品として生まれ変わりました。日々の暮らしの中、ふとしたときに「津軽びいどろ DOUBLE F -UKIDAMA EDITION-」がそばにあることで“今ある資源を無駄にしないこと”、“青森の美しい景色を守ること”について、思いを馳せるきっかけになれることを願っています。