【読みもの】ガラスと感じる12ヶ月いつもより少しだけ贅沢な時間

ガラスと感じる12ヶ月 ガラスと感じる12ヶ月
7月 July

織姫と彦星を繋ぐ“カササギ”になぞらえて
七夕の夜は、絆を育むホームパーティ。

7月7日の七夕は、奈良時代に中国の行事が日本へ伝わったものだといわれています。祝い方は国や地域によってさまざまですが、一年に一度、七夕の夜に牽牛(彦星)が天の川を渡って織姫に逢いに行くというストーリーは、アジア各国で愛されているようです。ところで、天の川を渡るための橋。七夕にだけ現れる橋というのも、なんだか不思議ですよね。実はその橋の正体は翼を広げたカササギという鳥で、このカササギがいなければ、ふたりは逢うことができないのだそうです。どんなときでも、人と人との間には、それを繋いでくれる存在が欠かせないのですね。
誰かとの絆を通じて、また新しい絆が生まれていく。時が経つほど広がるその繋がりを大切にするのなら、七夕がふさわしいのかも知れません。恋人や夫婦はもちろん、大切な友人や特別なひととの絆を、星空の下で育む夜。大皿から料理をシェアしたり、お揃いのグラスで乾杯したり・・・。空の上の物語に負けないくらい、素敵な時間になりそうです。

ひとつの鉢からお酒を酌み交わし、“良き出会い”に乾杯。

「大鉢でつくったお酒を、みんなでシェアして楽しむ」。七夕の星空を見上げながらの集いには、そんな振る舞い方も一興です。つくり方は簡単で、まず鉢に氷を敷きつめて、あとは好みに合わせた食材をのせ焼酎や日本酒、リキュールなどを注げば完成。七夕の時期なら、レモンやカボスといった柑橘類をスライスして浮かべると、より一層涼しげです。グラスへは柄杓で注ぎあうのですが、その様子はまさに「酒を酌み交わす」という雰囲気。気心知れた仲でお酒を楽しむときには、うってつけの飲み方ですね。時間が経つにつれて氷が溶けて、味わいがまろやかに変化していくところも魅力です。 まるで川の流れのように見える水盤『渦シモ』は大鉢として使うのにも丁度良いサイズで、夏の風情によく映えます。さまざまな趣が揃う『氷華』金彩ロックグラスで、思い思いの一杯を味わうのも良いでしょう。飲み口に散りばめられた金箔が七夕の星空を感じさせます。また、せっかくの夜なので、電気の明かりを消して火を灯してみても素敵です。オイルランプ『天の川』のほのかな灯りが、一年に一度の時間をやさしく照らします。

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