【読みもの】青森の風景と津軽びいどろ~ びいどろにうつした四季の色 ~

青い森の風景と津軽びいどろ

蔦沼 紅葉一瞬しかない赤の芸術

八甲田山麓に広がるブナの森の中にある蔦沼(つたぬま)。一年に数回、もしくは数分だけ、燃えるような赤がその静寂な情景を覆い尽くす。その一瞬だけ染まる赤の世界は、天候や紅葉の条件がそろわない限り、見ることができないと言う。地平線から昇る太陽が色づいた木々を朝日で照らし、波ひとつたたない水面にまるで天地が逆になったかのように紅葉を鏡のように映す。自然が生み出す、まさに一瞬の芸術、その神秘的な美しさは見る者を虜にする。

毎年秋になると、山奥にあるこの場所に、その一瞬を求めて早朝から多くのカメラマンや観光客が訪れる。自然は決して人の都合通りに演出してくれるわけではなく、それは日々の生活の中でも感じることがでる。自然から学ぶことは多く、新しい気づきを与えてくれることもある。「訪れる度にご褒美がもらえる」。だからこそ、たとえ見ることができなかったとしても、その一瞬の美しさを一目見ようと人が足を運ぶのかもしれない。

黄と朱と緑が綾なす十和田の秋

1日のうちでも寒暖の差が激しい秋の青森。ブナやナラ、カエデなど、さまざまな樹木が一斉に秋色に染まる色鮮やかな山々の紅葉は圧巻の一言です。

あたり一面が黄色く染まる日本屈指のブナの森が広がる十和田の絶景をガラスで表現した、津軽びいどろ工房「十和田 紅葉」。世界に誇る日本の素晴らしい紅葉、その自然美に思いを馳せます。

青い森の風景と津軽びいどろ
  • 【蔦沼】

    青森県八甲田山の麓にある秘境。ブナの原生林や多彩な高山植物、珍しい野鳥が生息する手つかずの自然は大変貴重で、蔦沼を含む十和田八幡平周辺は1936(昭和11)年に国立指定公園に指定されました。

青い森の風景と津軽びいどろ

「“十和田 紅葉”と青森屋ロビー」 撮影協力:星野リゾート 青森屋(実際の設置とは異なる場合がございます)